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-- 大変難しい役どころだったかと思いますが、金山少尉に対する想いを聞かせてください
そうですね......もちろん、映画初出演というのも自分の中では大きかったですし、俳優になる前から戦争映画をよく観ていて、いつか青年将校の役を演じてみたいと願っていたのでこのような役を頂けて本望でした。
台本を頂いて金山少尉の役だと知った時は、鳥肌がたちました。確かに難しい役どころではあるんですが、自分に似ているというか......自分に合っていると感じたんです。
僕の勝手な想像なんですが、韓国の男性はたくましくて精神的にも強くて家族思い、そして愛国心というものが物凄く強い、といったイメージがあります。僕はそういった人間が好きなんです。僕もかつてモデルとして海外で仕事をする機会も多かったので、日本人だという意識は強い方だし、大袈裟ですけど愛国心みたいなものも強い方だと思うんですよ。そういった部分で金山少尉と通じるものがあり、運命的なものを感じましたね。
......と、同時に大変な役を戴いたな、と。
-- ご自身の出演場面での見所は?
やっぱり金山少尉が出撃する前日に、鳥濱トメさんの前で「アリラン」を唄うシーンですね。監督からは「上手に唄おうとせずに、金山少尉の辛さや悲しみ、人生を唄で表現しろ」とアドバイスされました。
それが自分にとってのテーマであったし、本番でも表現できたのではないかと思うので、皆さんにもぜひ観て頂きたいです。
金山少尉を演じるにあたって、同じような境遇の方たちの歴史をネットなどで色々と調べました。レンタルビデオでその種の作品を借りたり。調べていくうちに、彼らが日本に来て受けた差別や苦しみ、悔しさなどがだんだん理解できるようになって、撮影現場以外の時でも常に彼らのことが頭にありました。家で台詞の練習をしていたんですが、涙が止まらないこともありました。
撮影以外でも、ふとその台詞を思い出すと涙が出そうになるので、必死にこらえたりしました。ここまで気持ちの準備が出来ていたので、本番当日は特に緊張することもなく自然体でいられました。
ただ、ずっと背後に重いものを引きずってる感じで、現場でスタッフの方にも「話しかけられない雰囲気だった」と言われちゃいましたけど(笑)......(つづく)
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